☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ 【おもいっきり具体的!OTC薬の豆知識 #193 】    コアブロック    2012/01/20 ☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆ ■ コアブロックの概要  2011年10月25日、第一三共ヘルスケアは、  第一三共胃腸薬シリーズとして、「第一三共胃腸薬コアブロック散剤」と  「同錠剤」(いずれも第2類医薬品)を新発売しました。  胃痛や胸やけは、ストレスや生活リズムの乱れ、加齢などが主な原因で、  胃酸の出過ぎや胃粘膜が傷つくことによって起こります。  今回新発売した「第一三共胃腸薬コアブロック」は、胃酸を抑え、  荒れた胃粘膜を修復するダブルアプローチで、  胃痛・胸やけに優れた効果を発揮します。 ● 配合成分  胃酸を中和する制酸剤(沈降炭酸カルシウム・水酸化マグネシウム)、  胃酸分泌を抑える「ロートエキス」、  血流を改善することで胃粘膜を修復する「セトラキサート塩酸塩」  第一三共胃腸薬コアブロック錠剤:服用しやすい小粒の錠剤  第一三共胃腸薬コアブロック散剤:メントール風味の散剤  この2タイプ(錠剤と粉薬)   ■ コアブロックはこんな薬「制酸薬系の胃腸薬」  コアブロックは、ひとことで言えば、制酸薬系の胃腸薬です。  仕事のストレス、飲み会の翌日など、なんらかの理由で胃が荒れて  おもに空腹時にもたれて、鈍い痛みがあるような時に向いています。  胃が荒れていると、胃酸が刺激になりムカムカしたり重く感じたり  します。そのため、制酸剤と胃粘膜保護剤が症状をやわらげます。  さて、いわゆる総合胃腸薬には「制酸・健胃・消化・整腸」の作用  のうち2つ以上の作用があります。 ・胃酸を中和する「制酸」 ・生薬や胃の運動を高める成分による「健胃」 ・消化酵素で食物の消化を助ける「消化」 ・善玉菌や生薬などによる「整腸」  例えば、第一三共胃腸薬は4つの作用があり「総合胃腸薬」ですが、  第一三共胃腸薬コアブロックは、「制酸薬」の役割です。  コアブロックは、胃酸の刺激を中和し、胃粘膜を守るので、  胃のムカムカ、だるおも〜を緩和する「胃の痛みを鎮める胃腸薬」  なのです。 ■ コアブロックの使用上の注意 【してはいけないこと】=禁忌(きんき) (守らないと現在の症状が悪化したり副作用が起こりやすくなります)  1.次の人は服用しないで下さい。  フェニルケトン尿症の人  (本剤はL-フェニルアラニン化合物を含有するため)  2.本剤を服用している間は,次の医薬品を服用しないで下さい。  胃腸鎮痛鎮痙薬  3.授乳中の人は本剤を服用しないか、  本剤を服用する場合は授乳を避けて下さい。  (母乳に移行して乳児の脈が速くなることがあります)  ※妊婦さんも避けましょう。  そのほか、  腎臓病,心臓病,緑内障,血栓のある人、排尿困難のある人は、  薬を買う前に、薬剤師にご相談ください。  また、2週間位服用しても症状がよくならない場合、  発疹・発赤,かゆみ、はきけ,胃・腹部膨満感、  口のかわき,便秘,下痢など  不快な症状があらわれ継続する場合には、  服用を中止し、医師または薬剤師にご相談ください。    ※ 添付文書を良く読み正しくご使用ください ■ コアブロックの成分(他の制酸系胃腸薬との違い)  コアブロックの成分、  胃粘膜保護成分セトラキサートは、体内で代謝されて  トラネキサム酸を生じるので、血栓を安定化するおそれがあります。  トラネキサム酸は、もともと血栓傾向のある人では注意が必要ですが、  普通の人にとっては、比較的おだやかな成分です。  ロートエキスは、制酸作用のほか、胃腸のけいれんを鎮める作用が  あります。胎児または新生児の脈を速くするため妊娠・授乳中の人に  は向きません。また、母乳の出が悪くなることがあります。  口のかわきを感じる人もいます。  コアブロックには、ナトリウムやアルミニウムが含まれていません。  他の制酸薬には、アルミニウム、ナトリウム、マグネシウム、  カルシウムなどが入っているものが多いですが、  【アルミニウムおよびナトリウムを含んだ制酸剤は配合していない】  のが、コアブロックの特徴です。  ナトリウムは、食塩の主成分であるため、  高血圧やむくみなどで減塩中の人では制限したいミネラルです。  アルミニウムは、透析療法を受けている人が長期間服用した場合に  アルミニウム脳症などを引き起こしたとの報告があり、  透析療法を受けている人では使用を避ける必要があります。  また、透析療法※を受けていない人でも、  長期連用は避ける必要があります。  ※透析療法を受けている人は、市販薬を自己判断で購入せず、   かかりつけ医に相談すること ● ポイントまとめ「コアブロック」 ・体内でトラネキサム酸に代謝されるセトラキサートを配合 ・ロートエキス(妊婦・授乳婦、心臓病、緑内障、  排尿困難の人などは避ける) ・制酸剤は、カルシウムとマグネシウム。  「ナトリウムとアルミニウムが入っていない」のが特徴 ・仕事ストレスや飲み会後、空腹時などのだる重い胃痛に。  食間※または就寝前に服用する  ※食間とは、食事と食事の間のことで、   食後2時間ほどたったときを意味する ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 読者のメールコーナー  「アレジオン10について」(製薬会社社員のAさんより)  メルマガで、 >市販薬の方は、お医者さんにもらう薬の半分の成分量になります。  との記載がありました。  「半分」というと、OTCより医療用の方が効きそう…みたいな  イメージになりますが、  医療用でも10mgと20mgがありまして、アレルギー性鼻炎には10mg  1日1回が適量とされています。  (10mgでも20mgでも有効性、安全性、有用性に差がなかった。)  ただ、皮膚(じんましん等)については、20mg1日1回が適量と  されています。  このような背景があるため、医療用でメインで処方されている  のは20mgの方と聞いています。 ---【新井佑朋より】----------------  Aさんは、「市販薬は、お医者さんの薬の半分」という表現が  「効果が弱い」と受け取られないか、心配なさっています。  確かに、アレジオン10も、ガスター10も、医療用医薬品では、  20mgがメインです。  アレジオンの場合、アレルギー性鼻炎に対しては、  「10mgでも20mgでも有用性に差がなかった」ということで、  鼻炎にはしっかり効くということですね。  ガスター10のほうも、市販薬でも十分「良く効く」と  お客様が話しています。